下北沢から神田の古本屋街へ

今日は下北沢から神田の古本屋街を散策する。下北沢はかつて3年間働いた事務所があった場所であり、なつかし街である。映画関係の雑誌を物色に行くが、お目当てのものがなく、神田古本屋街へ。いつも行きつけの明倫館の地下で「日本の様式建築」と建築家北山恒さんの書籍を購入する。昭和6年出版の中村達太郎著「日本建築語彙」を購入したかったのだが6000円もしたのであきらめる。
明倫館は理科系の古本屋であり、1階には数学や物理の本が、地下の一角に建築関係の本が並ぶ。大学時代からお世話になっている古本屋である。ここでかつてブルーノ・タウト関係の本を収集し、論文を書いた。なかなか手に入りにくい古本がおいてあり、貴重な書店である。明治から大正、昭和初期の本もかなりあり、いつも手に取るが高価で手が出ないものが多い。しかし、誰もがそう思っているのか、そのような書籍はいつ行っても売れていない。日本建築学会から出た「近代建築総覧」はなんとか購入したいと思っているが、2万円との値がついていた。これも当分手が出そうにない。

by kurarc | 2008-12-23 23:23 | books