豆料理の奥行き

自分で納豆をつくるようになってから、特に豆について気になり始めた。

健康食品としての豆は、メディアなどでとり上がられることが多い。もちろん健康を維持するためにも不可欠であると思われるが、今さらながら豆の持つ多種性とそのコクのある旨さに気づかされた。ヨーグルトだけでなく、豆も一緒に食べることによって腸の調子は格段に良くなった。

海外でも豆料理にはよく出くわした。スペイン、ポルトガルやイタリアではレンズ豆の煮込みやらガルバンソ入のスープなど豆は肉料理と混ぜてよく食べられている。インドなどもロビア豆、ブラックウダト豆、ムング豆のカレーなど数多くの豆をカレーとし、日常的に親しまれている。

日本においても、煮豆をはじめ、豆腐料理やたとえばお赤飯などは豆料理と言えなくもない。これはおめでたいときだけでなく、これからは日常的に食べられてよいものだろう。

以上から、このgastronomyのカテゴリーでは当面、豆の文化、豆料理、豆を使ったデザートなどを中心にすすめてみようと思う。小さな豆の中にどれほどの奥行きがあるものなのか、また、どのような豆に出会うことになるのか楽しみである。

by kurarc | 2011-04-18 21:03 | gastronomy