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ポルトガルの石畳 calçada カルサーダ

現在計画中の住宅の駐車場床にポルトガルの大理石を使いたいというお施主様からのご要望で、早速見本を取り寄せてみた。(下写真)

お施主様がインターネットで調べてくださり、輸入している業者の情報をいただいた。神奈川県相模原の有限会社小山造園というところで取り扱っていた。

ポルトガルでは、こうしたピンコロ石を歩道や広場に敷きつめる。ローマ時代の影響であるが、ポルトガル本国でもリスボンがこの伝統をよく保持している。主に白と黒の大理石で模様をつくりながら敷いていく。目地をモルタルで固めるようなことはせず、通常は砂目地。つまり、敷いて大きな木槌でたたいて仕上げるだけなので、すぐにはがすことができる。

こうした白と黒の大理石の道(小径)、石畳をポルトガル語で「calçada カルサーダ」という。ポルトガルに住み始めた頃、カルサーダの歩道はデコボコで歩きづらく嫌だったのだが、1年も住むと、デコボコの癖のある歩道でないと逆に嫌になるほどになった。歩いているという感覚が研ぎすまされて、小径を歩くごとに、自分の身体が刻み込まれていくような感覚になってくるのである。それにともない、歩いた記憶が小径に浸透してくる頃には、この小径は忘れられないものになってくる。
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by kurarc | 2011-07-24 17:55 | archi-works
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