Facebook近況

Facebookはその後も継続している。友達は今日現在で70名。

始めた当初はいわゆる友人、先生、同業者の方々など面識のある方を中心として友達を増やしていったのだが、最近では全く面識のない方々まで友達となっている。

こうしたことをしながら、これは海外を旅をしたときに出会う人の感覚に近いような気がしてきた。それまで何の面識もないが旅先で偶然出会って、食事をしたり会話を交わし、それではといって別れてしまうが、その後、メールで近況など連絡を取り合っている、といった感じだろうか。旅で出会う人は偶然ではあるが、ある国で会うということは、目的は違っても何らかの興味は共通している場合が多い。つまり、偶然出会っているとは限らない。

Facebookでも同じことが言える。先日面識もないが友達になった方が教えてくれた書物は『トランスアトランティック・モダン』(村田宏著、みすず書房)という大西洋を越えていったモダン・アートに関する書物。現在わたしが常々気になっている「大西洋というフレーム」を舞台としたアート論であるようだ(まだ未読)。わたしの興味に合致するような本を何気なく紹介してくれたのである。わたしにはとても偶然とは思えなかった。

一方で、倉澤家のルーツを探ろうというような友達まで増えて、様々な「倉澤」さんに出会っている。これも「倉澤」という名字を共有しているからつながるのであって、偶然とは言えない。もしかしたら遠い遠い親戚であるかもしれないのである。

人の出会い(別れも含めて)とはいろいろあるが、私にはすべて必然と思えるようなことが最近多いような気がする。未来はすでに描かれているのに、見えないだけなのか?しかし、その方がやはりおもしろい。

*Facebookで出会う方々は、まずFBをやろう、というモチベーションをもっている方々。この時点ですでに出会う準備ができているということは大きい。

by kurarc | 2011-08-31 21:31 | archi-works