蓮茶の香り

先日ベトナム料理店でベトナム料理を食べ終わった後に、蓮茶を出された。ベトナム料理は久しぶりだったが、今まで食後に蓮茶を飲んだ記憶がない。私が気づかなかっただけなのかもしれないが、この蓮茶の香りが妙に気に入り、その店で即購入(下 写真のもの)する。

「aromascape」というカテゴリをつくったのはよいが、日本ではなかなか印象深い香りに出会わない。最近は金木犀の香りが街を幸せな気分にしてくれていたが、ブログで取り上げる程でもないと思ってしまっていた。

このところ毎晩、仕事が一段落する夜に、また、寝る前に蓮茶を入れて飲んでいる。なんともいえないやさしい香り。蓮の花の花粉を茶葉につけるものらしい。偏見といえるかもしれないが、この香りはベトナムのアジア的風景を連想させてしまうのはなぜだろう。この香りにパリの街は似合わない。

鎌倉の源平池で咲き乱れる蓮の花にこのような香りを感じたことはない。来年は注意しておこう。昨年蓮の葉をモチーフに椅子をデザインしたが、この香りをイメージしながらデザインしていれば、もう少ししなやかな椅子がデザインできたのでは、と後悔している。
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by kurarc | 2011-10-20 21:56 | aromascape