多機能電話機から標準電話機へ

有名プロダクトデザイナーによってデザインされた多機能電話機を使っていたが、最近故障してしまった。玩具メーカーから製品化されていた、ということもありおもちゃのような電話機で、ボタン部分は1年も使うと不具合が出て来た。だましだまし使っていたが、とうとう使用不能なほどボタンがいかれてきた。電話番号もかけられないし、オフにしようとしてもできないで、通話中のまま切るのに5分以上かかってしまい、使うことをあきらめた。(デザインで買ってしまった私が悪いのだが・・・)

そこで、以前間に合わせのために買っておいた標準電話機(一昔前の電話をかけるためだけの電話機)に切り替えた。こちらは電源も必要ないので省エネになり、ボタン部分もしっかりとつくられていて、壊れる心配はなさそうだ。価格も現在3000円程度で購入できるはずである。

携帯電話に転送するオプション機能があり、携帯電話に留守電機能があるから、そもそも留守番電話は必要がなかった。多機能電話はガジェットの典型であり、もはや死物となりつつある。

私が所有する20万円のプリンターと3万円のプリンターも仕上がりは変わらない。むしろ私が持っているプリンターでは、3万円のものの方がきれいなくらいだ。商品価値と価格が正比例しない奇妙な時代である。

by kurarc | 2011-12-13 22:18 | design