字体

打ち合わせの帰りに立ち寄った丸善の書店で、英和辞典をながめていた。書店に行くと、語学書や辞書などのコーナーにはかならず立ち寄る。どのような語学書や辞書が出版されているのか気になるからである。

中学から高校時代に使っていた研究社の新英和中辞典(最新は第7版)を眺めていると、変わらぬ字体が妙になつかしくなり、帰ってからアマゾンで古書の新英和中辞典を注文する。価格は古書なので2000円もしない。語学を趣味にすると、本当に安上がりである。

研究社の英和中辞典の字体になじんでいたのだと思うが、英語を学び始めたときの新鮮な感覚がよみがえってきたようで、また英語をじっくりと学習したくなってきた。私が使っていた頃は語数が5万語程度だったと思うが、現在はおよそ10万語。学習辞典から脱皮して、ビジネスや大学以上の学習者や研究者を対象とするように変化していったようだ。(語数の関係から、ずっと小学館のプログレッシブを使っていたが、字体が稚拙でなじめなかった。)

字体の記憶はばかにならない。辞書にはやはり字体まで含めたデザインに気を配ってほしいし、変わらない部分はいつまでもこだわってほしい。

by kurarc | 2012-03-03 23:46 | design