保存用みそ汁

1週間に1度、ズンドウ鍋一杯のみそ汁をつくる習慣がいつのまにか身についてしまった。食事ごとにみそ汁を作る手間を省くことがその理由だが、つくったみそ汁を冷凍、保存しておくと、非常時のときに役に立つということがあの3.11のときにわかったからである。

当初は豚汁をつくっていたが、豚汁は飽きが来て、季節の野菜5種類程度+木綿豆腐+キノコ類を中心としたみそ汁に落ち着いてきた。また、出汁は昆布だしに、それにシラスと素海苔を大量に加えることも定番化してきた。みそ汁というより、大量に具の入った海苔汁といった趣である。

こうしてつくられたみそ汁はパックして冷凍する。冷凍庫には常にみそ汁やトマトソース、カレーやシチュウなどいざというときに役に立つものを保存しておく。最低でも3日から4日程度はそれだけで過ごすことができる量を確保しておく。今後の課題は、どのようなものが保存食として優れているのか探求し、レパートリーを増やすことである。

学生時代に山登りをしていたときに、よく味噌漬けした肉などを保存食として山に持参し、調理した。そうした経験がやはり生きているのだろう。大量に保存食をつくる調理時間は、私の生活リズムに欠かせない習慣となりつつある。

*山料理にはインディアンの保存食を応用したぺミカンというラードなど油で固めた保存食用調理方法がある。先に紹介したガイドブックにものっていて、そこではラードの替わりにバターを使用する調理法が紹介されている。

by kurarc | 2012-06-27 00:44 | gastronomy