fragment/2012/11/09  ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読

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□多木浩二氏によるベンヤミンの注釈であり、すぐれた20世紀の芸術論

*「複製」と芸術、ベンヤミンー芸術生産の技術とある時代のもとに形成される知覚の重視
*遊戯性ー「遊戯」という言葉を精確につかむこと
*触覚という知覚ーここでいう「触覚」とは手で触れることを意味しない。ー「視覚」との対置
 触覚ー多元化した経験にともなう知覚=「触覚的」=taktileというラテン語起源の言葉を使用
*アロイス・リーグル 「芸術意欲」という概念の理解

*IPS細胞の研究により、「複製」は広義の意味で、21世紀の主題の一つに
 芸術と複製という主題だけでなく、文化と複製というフレームを考える必要性
*ベンヤミンは現在、真に理解されているのだろうか?
*建築家の中でいち早くベンヤミンに着目したのは宮内康氏 ー『怨恨のユートピア』
*原発=技術の政治化=テクノ・ファシズム

by kurarc | 2012-11-09 22:43 | fragment