カーテン

引越しの準備が忙しくなりはじめた。今日は奥の北側に面する納戸の整理。レースのカーテンも取り外す。

すると、今まで気づかなかったが、外には少し紅葉しかけた裏山が映り込む。カーテンはプライバシーの関係からいつも閉じたままにしていたが、こちらから北側を望む景色が美しいことをすっかり忘れていた。

できれば寝る前以外、窓は常にカーテンを開いた状態が望ましいと思う。そのような環境は都市の中ではなかなか望めないが、昼間でも窓にカーテンをした状態で過ごすことは、精神衛生上好ましくないと思う。

以前ブログで書いたが、病床の正岡子規にとって硝子窓がどれだけ彼の精神を解放したか、彼のスケッチからそれがありありと理解できる。窓とは人間の精神と通じていることを感じる。

by kurarc | 2012-11-11 17:52 | design