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by S.K.

『二川幸夫 日本の民家1955年』と飛騨高山 日下部礼家

パナソニック汐留ミュージアムで、二川幸夫の写真展『日本の民家 1955年』を観た。

二川幸夫の写真家としての原点となる日本の民家の写真が会場に72点並ぶ。日本にまだ眼に見えない神のようなものが生きていた時代の写真といえるような民家の世界は、今では日本とは思えないような風景が写し出されていた。

二川氏の写真から特に興味をもったのは、この写真の旅を続けるきっかけをつくったという飛騨高山の日下部礼家である。吉島家とともに、この二つの家は突出した存在に感じた。それは現在の建築家、デザイナーたちの仕事との連続が感じられながらも、全く異なる感性の表出された住宅である。

柱と梁の関係を野生とモダンな感覚でデザインした日下部礼家は、そこにデザインという感覚が感じられると共に、鍛えられた棟梁の野性的感性が共存しているのである。特に牛梁という、柱だけでなく、梁の重要性にも注視していたという感覚も興味深い。

以前にも述べたように、飛騨高山は私の一つのルーツ(母方で私の曾祖父の出身地)となる土地であり、親戚も高山に住む。この土地の建築がなぜこれほどレベルが高いのか、一度調べてみなくてはならない。

*今年は古典研究の年。この高山の住宅も研究対象に含めなければ。
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by kurarc | 2013-03-24 23:17 | archi-works
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