韓国のMoonさん

韓国に住むMoonさんに誕生祝いのメールを送った。誕生祝いのメールを送るのは、外国人の友人だけである。彼女はポルトガル時代のリスボン大学ポルトガル語コースでの同窓生である。すでに、20年会っていない。

ポルトガルでは、彼女をはじめ、アジア人留学生との食事を楽しんだ。彼女はわたしより一回り以上若かったこともあり、わたしはあまり意識していなかったが、彼女の方が気にかけてくれていたようで、フェイスブックに友達申請を彼女から申し出てくれた。ちょうどその頃、わたしは身体を壊して、回復しかけた頃であったので、彼女からのメールはなにか縁のようなものを感じた。

誕生祝いのメールにも返信をくれた。「わたしたちはいつ会えるのか?懐かしいですね。」といった返信であった。韓国には優れた建築も数多くあり、いつかは行きたいと思っているが、彼女には「1年以内には韓国に行くつもりです。」と返信した。

彼女はポルトガル時代の生活が相当気に入っていたらしく、また、懐かしいらしく、フェイスブックの表紙にもリスボンのジェロニモス修道院の写真を掲載している。以前にも書いたが、韓国という最も近い国の友達と最も遠い国の言葉といっていよいポルトガル語でコミュニケーションをするという不思議な関係だ。

わたしはかなりポルトガル語から遠ざかってしまっているので、思い出すのが大変だが、実はポルトガル建築史のある時代について、小論を書きたいと思っている。できれば、今年の日本建築学会の大会で発表することが目標だが、どうなることやら。



by kurarc | 2018-02-17 00:11 | South Korea(韓国)