コーヒー再考

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最近、コーヒーのドリッパーをカリタからメリタに変えたが、それによってコーヒーの味が劇的に変化した。一つ穴のメリタはコーヒーが一定のスピードで抽出されていく。仕事の合間に飲む家コーヒーでは、素早く美味しいコーヒーを淹れられる道具が不可欠である。ペーパーはメリタのアロマジックを使ったことも大きかったのかもしれない。メリタオリジナルのペーパーは、アロマホールなどの工夫があり、ペーパー自体も進化し、味に影響するようである。

コーヒーに少し飽きてきたと思っていたが、それはわたしのコーヒーとの付き合い方に問題があったようだ。惰性でコーヒーを淹れていたのである。ほんの少しの工夫や変化でコーヒーの味、香りは上質なものに変化することに気づいていなかったのである。

まずは、コーヒーを一から学び直すために、『コーヒーの学校』(上)という入門書を購入した。コーヒーの基礎知識からコーヒー産地、そして17人の専門家のコーヒー談義が掲載されている。まずは知識を深めながら、自分好みのコーヒーを探すことにしたい。

実はわたしのすぐ上の兄は若くして亡くなったが、およそ45年ほど前、吉祥寺でコーヒー専門店を経営していた。今思えば、かなり先進的な店であった。サイホンによるコーヒーを提供していたが、たまにわたしも出かけて行ってブルーマウンテンをご馳走になった。店は吉祥寺駅から近かったが、少し裏手にあったことから隠れ家的存在で、有名な女優さんも訪れていた。残念ながら閉店することになったが、現在まで続けていれば、老舗といわれるコーヒー専門店となっていただろう。

まずは近くのコーヒー専門店に足を運び、研究するのもよいかもしれない。豆の選定から手焙煎までできるようになれば、コーヒーの楽しみは一気に倍増するはずである。

*カテゴリに”coffee & tea"を追加した。

by kurarc | 2021-01-04 18:53 | coffee & tea