横浜  開港150周年を見据えて

横浜  開港150周年を見据えて_b0074416_15321986.jpg横浜は、2009年に開港150周年を迎えることもあり、横浜の臨海部は、様々な計画が目白押しです。そのような状況の中で、全体の方向性を示した(仮称)ナショナルアートパーク構想が、推進委員会によってまとめられています。
はじめに、なぜ、ヨコハマアートパーク構想ではなく、ナショナルアートパーク構想なのか疑問に思ったのですが、この構想は、ナショナルプロジェクトとして取り組むということが提言書のなかで謳われているためのようです。すなわち、横浜は、21世紀の日本の中で大きな位置を占めていく都市であることを暗示しています。
ナショナルアートパーク構想は、歴史的建造物にも恵まれた横浜が、今後、その点としての資源を、如何に活性化させながら面として広げ、連続させていくのかが問われている構想であり、横浜の未来がかかっている構想といえます。
(写真は、保存活用が検討されている旧帝蚕倉庫本社ビル(BRICK)周辺。設計は遠藤於菟(えんどうおと)。)

by kurarc | 2006-05-23 17:35 | archi-works