神奈川都市交通ビル見学

今日は朝から、JIA関東甲信越支部保存問題委員とJIA神奈川地域会主催による神奈川都市交通ビルの見学会に参加してきました。
このビルは、昭和4年竣工でRC3階建て。JRで横浜から桜木町へ向かいちょうど三分の一ほどいった右手に見えてきます。新社屋完成により解体が決定したため、JIAにより見学会を催すこととなりました。昔は東京方面から横浜に来ると、このビルが横浜への入り口、すなわちランドマークとなっていたようです。外壁はスクラッチタイルという昭和初期に流行した引っ掻きキズのついたようなタイル張りです。(現在のタイルは平成2年に貼り替えたもの)テナントがたびたび変わったため、内部はほとんど原型を留めていませんが、階段室廻りに一部当時の痕跡が発見できましたので、その写真と煙突の写真を掲載しておきます。
集まったJIAの会員の方から、この煙突の先端を切断し、新社屋のどこかに展示したらという意見を神奈川都市交通の方に提案したところ、都市交通側でもそのようなことを考えていたとのこと。煙突の先端のみが生き残るようです。
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by kurarc | 2006-07-22 16:13 | archi-works