カエターノ・ベローゾ 『fina ESTAMPA』を聴く

スペイン語圏の歌のすばらしさを教えてくれたCDです。ブラジル音楽界のカリスマ的存在、カエターノ・ベローゾによるスペイン語圏の歌のナツメロ集といったCD。ポルトガル語の歌は発音、リズムがむずかしく、日本人にはなかなか歌えないものが多いと思いますが、スペイン語の歌は発音が日本人には親しみやすく、歌いやすいのではないでしょうか。ブラジルは周りがすべてスペイン語を話す国々だけに、ラジオからも常にスペイン語の曲が流れているようです。
カエターノ・ベローゾによる選曲は、どれも個性的な曲ばかりが集められています。2曲目の「ペカード」のアレンジの美しさ(アレンジはジャキス・モレレンバウム)、8曲目のフィト・パエス(アルゼンチン)の曲のすばらしさ、最後はピアソラの曲とどれも心地よく、切なく、どこかなつかしさを感じる曲ばかりです。
今頃の季節、日が暮れる頃にゆっくりと聴きたいCDのひとつです。

注:上記カエターノ・ベローゾのHPのカテゴリーDiscoから、曲の一部が試聴可能です。

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by kurarc | 2006-07-30 00:49 | music(音楽)