鎌倉 旧華頂宮邸見学

今日は午後から、日本建築家協会神奈川地域会主催による鎌倉の旧華頂宮邸の見学会に参加しました。
旧華頂宮邸は、鎌倉で鎌倉文学館に次ぐ規模の戦前の洋風住宅建築のひとつ。これで見学するのは2回目です。今回は建築の詳細部分に注目して見学してきました。外壁の一部はスクラッチタイル貼りとなっています。スクラッチタイル(引っ掻き模様のタイル)は、旧帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトが日本で採用したもの(スクラッチ煉瓦)が昭和初期に流行し普及したもの。この邸宅でも、当時の流行を受けて採用されたようです。
また、窓廻りの網戸はロールスクリーン状の網戸が組み込まれていることを鎌倉の建築家O氏から教えられました。そのほとんどはすでに消滅していますが、一箇所だけ残っていました。
下の写真は、外観の一部と内部の照明の一部。お金をかけてよくデザインされています。
旧華頂宮邸を見たら、東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)も気になってきました。もう10年以上前に行ったきりなので、連休中にでも比較のため出かけてみようと思います。
鎌倉 旧華頂宮邸見学_b0074416_19534743.jpg鎌倉 旧華頂宮邸見学_b0074416_195409.jpg鎌倉 旧華頂宮邸見学_b0074416_1954119.jpg鎌倉 旧華頂宮邸見学_b0074416_19542349.jpg

by kurarc | 2006-09-16 20:01 | 鎌倉-Kamakura