今年の総括

新年を迎えるにあたって、今年の設計以外の仕事を列挙していくと、

・2月  JIA保存問題委員会茨城大会参加
・3月  ASJイベント参加 富山へ
 3月  鎌倉市景観アドバイザー 景観づくり賞表彰イベント
・4月  JIA保存問題委員会委員へ
    神奈川県建築士事務所協会・広報情報委員へ
    現在の住居の管理委員(長期修繕計画委員委員長)副委員長へ
    ブログ開始
・5月  くじらの会開催(テーマ:タウンアーキテクトの可能性) 建築ジャーナル9月、10月号に掲載    
・7月  横浜ストロングビル保存要望書提出
・9月  日本建築学会大会参加
・10月 ASJイベント参加 仙台へ・JIAアーキテクツガーデン参加(日本橋の百貨店と近代建築見学)・西川材産地見学会
・11月 ASJイベント参加 北海道へ
・12月 東京女子大学シンポジウム参加・辰巳工業工場見学会 

などになります。月5から6回の委員会活動の合間を縫って仕事をこなすという忙しい一年となりました。来年は、今年設計を行ってきた住宅が竣工していく年になります。年明け早々2月には東京大学で保存問題委員会東京大会に参加。春、秋ころに2回のくじらの会(秋は私が中谷礼仁氏とのシンポジウムを予定)を行います。

JIAの保存問題委員会の参加により、建築の保存という新しい領域を考えることによって、住宅という比較的閉じた世界から、都市と建築という歴史=記憶の世界を考えるきっかけをもらったように思います。また、今まで理解の難しかったアルド・ロッシの論考や建築類型学の問題など学生時代から気になっていた事柄がやっと身近に感じられるようになりました。

一時お休みしていた鎌倉研究も再会する予定でいます。22年前に沖縄(那覇)で設計の仕事を始めたときから海で繋がる世界に興味を持ち始め、リスボン、鎌倉と海に関連のある都市で過ごしてきました(山好きなのですが)ので、それらの総括をしたい衝動にかられています。

谷川健一さんの著作から興味をもった民俗学の領域も広げていきたいですし、北海道のアイヌの世界やタタール人(ロシアの世界)との交流などにも興味がでてきました。

来年の具体的な夢は、保存再生した建築事例などを海外で視察すること。そろそろ旅をしたくなってきました。

来年は今年以上に行動し、成果の求められる年となりそうです。

皆様の新年も実りある成果の一年となりますように!

by kurarc | 2006-12-31 11:52 | archi-works