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by S.K.
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カテゴリ:aromascape( 8 )

春は「よもぎ」の香りから

春は桜で感じる、というのが一般的なのだろうが、その感覚、感性は日本の各地によって様々である。ミモザの花や桃の花で感じる地域もあれば、でいごの花で感じる地域もあるだろう。

わたしは、桜でも感じるが、「よもぎ」の香りで春を感じる。大学を卒業し、沖縄の建築家、末吉栄三さんの事務所に働きはじめて3日目くらいのこと。那覇、前島にある「ふみや」という家庭料理屋で、「フーチバ(クファ)ジューシー」(よもぎ入り炊き込み御飯、「フーチバ」はよもぎの意)と「イナムドゥチー」(甘みのあるみそ汁)をご馳走になった。その味はいつになっても記憶から消え去ることはなく、沖縄に行く人にはかならずこの店に立ち寄ることを薦めている。(沖縄では初夏といってよい時期であったのだろう)

先日、静岡産のよもぎが手に入ったので、自分でつくってみたが、沖縄の風味にならない。よもぎの種類が異なるためであるらしい。銀座の沖縄食材店「わしたショップ」に沖縄のよもぎが販売されているようなので、次はそのよもぎでつくってみようと思っている。

通常は、「ジューシー」と略されるが、これには2つあって、炊き込み御飯の方は「フーチバ・クファジューシー」で、雑炊の方は「フーチバ・ヤハラジューシー」と言う。

春を感じるのは桜だけではないという感性は、非常に重要である。日本は多様なのである。
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by kurarc | 2015-03-29 11:36 | aromascape

マジョラム プロヴァンスの香り

御用達となっている朝岡スパイスの中で、Herbes de Provence(エルブ・デ・プロバンス)という商品があったので、購入した。この商品は「プロバンス」(プロヴァンスの方が適切か?)という命名に惹かれた。プロバンスというと、エクス・アン・プロバンスを思い出す。一度訪ねたが、映画の中でもよく使われる美しい南仏の都市である。

フランス語ではハーブをエルブと発音する。その発音通りに商品を表記するということは、日本ではなかなか採用されない。こうした表記の方が、調べるときには役に立つし、ハーブとだけ聞きならされている耳には新鮮である。

このハーブ(エルブ)の中に「マジョラム」というハーブが入っていた。私は初めて聞くが、「オレガノ」の仲間ということらしい。いつか古今東西の薬草文化について調べてみたいと思っているが、地中海周辺の薬草については、香りも好きで、料理にもよく使うから、特に興味がある。

バジル、ローズマリーなどのハーブ(薬草)になぜ惹かれるのか?それは、日本の料理の中にハーブに相当するような香りがないからだと思う。高級料理でも食べないかぎり、香りにまで気を使う日本料理にはありつけない。香りを楽しめるような日本料理を味わいたいものだ。
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by kurarc | 2014-06-24 23:40 | aromascape

Tea Spice チャイの香り

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肌寒い季節になってきた。この頃になると自宅でチャイを頻繁に飲む。チャイ自体は市販のティーバック化されたものを使用するが、どうも今一つ味が上品すぎる。

よって、ガラムマサラを購入し、チャイに入れようと思いスーパーに立ち寄ると、「Tea Spice」という商品が浅岡スパイスから販売されていたので、早速購入する。

シナモン、カルダモン、ジンジャー、ナツメグ、クローブ及び乳糖を調合したもの。通常はこうしたスパイスはもちろんチャイのティーバックに含まれているが、私は飲む前の香り付けに使用する感じか。

このスパイスを使用することで、多少パンチの効いたチャイに変身するが、やはりインド料理屋で出てくるチャイにはかないそうもない。
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by kurarc | 2013-10-22 20:27 | aromascape

ブーケガルニの香り

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台風で閉じ込められそうな気配である。こういうときは、冷凍庫に冷凍しておける料理をつくりだめしておく。久しぶりにポトフを仕込むことにした。

ポトフをつくるときに必ず使うスパイス(ハーブ)がブーケガルニである。これを使うようになってからは、これなしで調理をすることは考えられなくなった。

使用しているのは市販のもので、浅岡スパイス株式会社のものである。ローレル、オレガノ、ローズマリー、オールスパイス、サボリ、タイム、パセリ、フェンネルがガーゼの玉になって6玉で売られている。

この香りを嗅ぐと、特に地中海沿いのヨーロッパの料理が思い出される。それは、ギリシャからフランスまでの国で食べた何らかの料理が想起される。肉の臭みを消すための混合香辛料であるが、この香りは人々の料理文化の記憶に深く沈殿していると想像できる。よって、この香りのないポトフをヨーロッパ人に出すことは許されないと考えた方がよいだろう。
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by kurarc | 2013-09-15 18:45 | aromascape

ブーケ・ガルニ 

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aromascapeのカテゴリは久しぶりの更新になる。

ティーバック化されたブーケ・ガルニを購入し、ポトフをつくる。料理中には部屋の中に香草の香りが充満し、さわやかな気分になる。

私の購入したブーケ・ガルニは、ローレル、オレガノ、ローズマリー、オールスパイス、サボリ、タイム、パセリ、フェンネルが原料。こうした香草を使うことで、安い材料の料理でも格段に味のレベルが上がってしまう。

このアロマをかいでいると、頭の中が明晰になるような錯覚を味わうことができるし、地中海を感じることができる。料理は味だけでなく香りが大切であることをブーケ・ガルニが気づかせてくれた。

*香りといえば、最近気づいた香りは落ち葉の香りである。12年ぶりに地元に戻り、落ち葉の堆積する井の頭公園を歩くと、子供の頃からかいでいた落ち葉の香りが記憶の中から立ち上って来た。
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by kurarc | 2013-02-17 20:26 | aromascape

椎の樹の香り

今の季節、鎌倉の山の中を歩くと、生臭い、青臭いにおいを感じる。以前から何のにおいだろうと疑問に思っていた。たまたま通りがかった方が「椎の香りがするね」と話していたため、その正体に気づいた。

椎の雄花は虫媒花で、その雄花から生臭いにおいが放たれるという。竹の子の香りと間違える人もたまにいるらしいが、竹やぶでは椎のような強烈なにおいはしない。

椎のにおいは東京に住んでいるときには特別感じたことはなかったように思う。やはり、鎌倉くらい南下してくると照葉樹林が東京近辺より数多く分布しているのだろう。
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by kurarc | 2012-05-13 20:21 | aromascape

蓮茶の香り

先日ベトナム料理店でベトナム料理を食べ終わった後に、蓮茶を出された。ベトナム料理は久しぶりだったが、今まで食後に蓮茶を飲んだ記憶がない。私が気づかなかっただけなのかもしれないが、この蓮茶の香りが妙に気に入り、その店で即購入(下 写真のもの)する。

「aromascape」というカテゴリをつくったのはよいが、日本ではなかなか印象深い香りに出会わない。最近は金木犀の香りが街を幸せな気分にしてくれていたが、ブログで取り上げる程でもないと思ってしまっていた。

このところ毎晩、仕事が一段落する夜に、また、寝る前に蓮茶を入れて飲んでいる。なんともいえないやさしい香り。蓮の花の花粉を茶葉につけるものらしい。偏見といえるかもしれないが、この香りはベトナムのアジア的風景を連想させてしまうのはなぜだろう。この香りにパリの街は似合わない。

鎌倉の源平池で咲き乱れる蓮の花にこのような香りを感じたことはない。来年は注意しておこう。昨年蓮の葉をモチーフに椅子をデザインしたが、この香りをイメージしながらデザインしていれば、もう少ししなやかな椅子がデザインできたのでは、と後悔している。
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by kurarc | 2011-10-20 21:56 | aromascape

かおり風景

私は10代の頃、鼻が悪かった。すでに手術は4回、合計頭蓋骨に5箇所の孔を開けられ、鼻中隔はけずられた。42歳になり再発し、再度手術。(この手術の時間は、2002年ワールドカップのイングランドVSブラジル戦であった。手術で生中継を見損なったのは未だに悔いが残る。)この手術でやっと完治した。よって、香りを嗅ぐ喜び(嗅ぐことができる喜び)については、人一倍強い。

環境省のHPの中に、「かおり風景100選」というコーナーがある。全国でかおりと風景にまつわる場所をピックアップし、選定している。100に絞るというといつも無理がでる。湘南近辺では鵠沼のキンモクセイの生け垣が選定されているが、この近辺にはもっといくらでもありそうだ。神田の古本屋街などが含まれているのも興味深い。あの古本屋の独特のかおりと街並み(風景)の二つを持ち合わせているということで選定されたのだろう。

かおりと風景、言い換えれば、かおりと空間は非常に建築的、都市的なテーマでもあり、もっと広い自然の景観にまで広がっていくだろう。そう考えると、このブログにふさわしいテーマのように思えてきたので、また新たなカテゴリーとして、aroma=かおり+scape=風景、すなわち「aromascape」と命名し、「かおり風景」を私なりに取り上げてみようと思う。
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by kurarc | 2010-08-16 22:16 | aromascape


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