Archiscape


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by S.K.
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カテゴリ:trumpet( 76 )

トランペット 基礎レッスン(第2回目)

東京フィルで活躍されているトランペット奏者の方による基礎レッスン第2回目。今日は、前回の復習をやったが、再度非常に基礎的な指摘をしていただき、参考になった。

それは、どういうことかというと、トランペットは、ピストンを押すと、管が長くなり、音が下がる、という構造を持っている。よって、ピストンを押して音を出すような場合は、何も押さないで音を出している時よりも、より多くの息を入れるような意識を持つことが必要、ということである。

この指摘は考えればごく当たり前のことなのだが、先生に言われて初めて気がついた。トランペットは、人差し指、人差し指と中指、人差し指と薬指、中指と薬指、人差し指と中指、薬指という組み合わせで音を出すが、つまり、指の数が多いほど音が出るまでの管の長さが長くなっているため、それだけ息を多く入れることが必要になる。それは実際はごくわずかのことだが、息の入れ方に対する意識を持つか、持たないかによって、音質に変化が出てくることは言うまでもない。

また、今日ピストンバルブの構造自体の違いを説明していただいた。わたしが使用するヤマハやベッソンのトランペットは、ピストンバルブとピストンバルブ自体の接続管は直管で結ばれているが、バックのトランペットは曲管で接続されている。この違いも大きいようだ。直管の場合は、曲管に比べ多少抵抗が増すので、その分、しっかりと息を入れることが必要とのこと。

こうしたトランペットの構造自体の違いによって、吹奏感、音色などに変化が生まれてくるのだろう。この辺りは今後の研究課題である。



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by kurarc | 2017-07-09 16:00 | trumpet

トランペット 基礎レッスン(第1回目)

東京フィルハーモニー管弦楽団で活躍されているトランペット奏者の方に、合計2回、トランペットのレッスンをしていただけることになった。

第1回目は、基礎的なトレーニングを行う。現在は、曲をマスターしていくことを中心に練習しているため、基礎トレーニングを行うことはおろそかになっていた。ちょうど基礎を確認する良い機会となった。

基礎トレーニングは以下の通り行われた。

1)ロングトーンの練習。単音を10秒から始め、30秒伸ばすトレーニング。順番に伸ばす時間を変化させ、最後に30秒間吹き続ける。息を多く吸うことと吐くという基礎的なトレーニング。ここで重要なのは、多く吐くことにより、逆に多く吸えることの確認、一定の量を吐き続けるという非日常的なトレーニングを行うということ。

2)メトロノーム(60)に合わせて、基本的な音階をメトロノームに合わせて上昇、下降していくトレーニング。まずは、先生の音を聴き、それを繰り返す。この場合、運指を見るのではなく、音を聴くことに集中する。聴いた音を自分で再現することが重要となる。

1日目のレッスンは、この二つのみ。2)が意外と難しい。正確にメトロノームに合わせて音を出すことに慣れていないためである。こうしたトレーニングを一日の練習のはじめに行うと良いとのこと。

*トランペットの手入れについてもご指導いただく。まず、新しいトランペットは内部に研磨剤が残っていることが多いので、最初はこまめに洗い研磨剤をトランペットに残さないことが重要とのこと。また、バルブオイルは、演奏終了後にさす、とのこと。その際、余分なオイルを拭き取ってから、必要なオイルをさすようにしているとのこと。トランペットのマウスパイプは特に汚れるので、こまめに洗浄することが重要とのこと。

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by kurarc | 2017-06-18 16:58 | trumpet

トランペットマウスピース 金メッキ加工完成

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トランペットのマウスピースの金メッキ加工が完成(上写真)し、郵送されてきた。金メッキは完璧で、非常に美しい。

感触も表現することは難しいが、銀メッキのものより、優しく、唇によく馴染む感じである。もちろん、吹いた感じも心地よい。

今回、メッキを注文したのは埼玉の日本電鍍工業株式会社である。対応も親身で、個人での注文にも迅速に対応してくれた。結局、金メッキは郵送料込みでおよそ5000円であった。

*下が全体、トランペットは、YAMAHA YTR-8310Z。
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by kurarc | 2017-06-15 16:34 | trumpet

トランペットマウスピース 金メッキ加工

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現在、わたしの所有するBbトランペットは2つになった。一つは、ベッソンのMEHA(メーア、銀メッキ)というもの、もう一つは、ヤマハのYTR8310Z(金メッキ、上写真)でボビー・シューというトランペット奏者が監修したものである。

通常、トランペットを買うとマウスピースは銀メッキのものが付属しており、ヤマハのトランペットにもボビー・シュー仕様の銀メッキのマウスピースが付属していた。しかし、金メッキのトランペットに銀メッキのマウスピースが色合いとしてしっくりこないことと、金メッキにしたマウスピースの使い心地を試してみたいと思ったことから、埼玉のメッキ工場に直接、マウスピース(YAMAHA ボビー・シューJAZZというもの)の金メッキを注文した。メッキ加工にはおよそ4日間、金額は配送料を含めておよそ4000円程度になる。(楽器店を通して頼むより安価である)

銀色の方が色としては好みなのだが、メッキにより音色が異なるし、以前ほど銀色にこだわる気持ちもなくなったこともあり、躊躇はなかった。わたしは金属アレルギーはないが、金メッキの方が金属アレルギーには優しいらしく、チタンになると、完全にアレルギーの心配はいらなくなると言われている。銀メッキに比べ、金メッキの方が唇の感触が滑らかになると言われていること、金の方が緻密な音になると言われていることなどがあり、出来上がりが楽しみである。

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by kurarc | 2017-06-09 21:21 | trumpet

トランペットマウスピース BACH 8C

久しぶりに吹きやすいマウスピースを見つけた。BACH 8C(バック 8C)である。通常、バック社のマウスピースはわたしのような初学者は7Cを使う。しかし、7Cはリム(唇が当たるところ)が丸く、わたしには適合しない。このリムが気持ちフラットになったものが8Cなのである。

8Cはわたしにとって唇が振動する部分がうまく収まる感じで、唇の設定にも苦労しない。この収まりが良い、ということは重要で、吹く前に唇の位置が定まらないマウスピースは、演奏者を不安にさせる。

常用していたシルキー12より多少小さいマウスピースである。わたしの場合は、クラシックへいくつもりはないので、徐々にマウスピースを小さくしていく方へ向かっているが、この8Cが今のところ限界であろう。

このマウスピースを使って、小学生(年の離れた後輩たち)たちと、「恋」(星野源)、「前前前世」(映画「君の名は」主題歌)、祭ーYAGIBUSHI BRASS ROCKを来週演奏することになりそうである。「恋」(星野源)、「前前前世」(映画「君の名は」主題歌)を吹奏楽でやるのは意外といい感じである。祭ーYAGIBUSHI BRASS ROCKの方は難曲。半分は「エアートランペット」になりそうである。

*このマウスピースだと、ダブルハイF〜Gの音が出るようになった。ダブルハイCまであと一歩である。

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by kurarc | 2017-05-28 11:16 | trumpet

” Canson d'Andy ” をトランペットで練習

映画「ロシュフォールの恋人たち」の中の音楽、” Chanson d'Andy ”(シャンソン・ダンディ) をトランペットで練習してみた。久しぶりのトランペットの練習である。

映画では、Andy(ジーン・ケリー)が一目惚れしたソランジュを待ちながらピアノを弾いているシーンの中で使われる。ソランジュの作曲した曲という設定になっている。

曲としては、多くの倍音の上下音を含んでいて、リップスラーの練習に適している。これを、タンギングとリップスラーの両方で練習してみた。こうしたルグランの名曲をトランペットの練習に活用することは、練習することのモチベーションを高めてくれる。

トランペットの教則本は、アーバンなど19世紀の教本がいまだに主流となっている。同時代の音楽を教則本に変換してくれるような奏者はいないのだろうか。宇多田ヒカルでもperfumeでもなんでもよい。わたしは、映画音楽によるトランペット音楽の教則本ができることを望むが、活きた音楽を練習できでばもっと練習が楽しくなるに違いない。

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by kurarc | 2017-02-12 19:11 | trumpet

ドクシツェルの音

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トランペットは相当うまいと思われる奏者でも、CDなどで聴くと失望することがある。そうした失望を味わうことのない奏者はわたしの中では二人しかいない、モーリス・アンドレとドクシツェルである。

この二人を超えるような奏者にわたしはまだ出会ったことはない。すべてのトランペット奏者の演奏を聴いた訳ではないが、著名な奏者ですらこの二人の演奏と比べるとなにか物足りない。

それは、どういうことかというと、技術と音楽性とのバランスである。この二人と技術的に等しい奏者は数多くいると思うが、その奏でる音楽性となるとこの二人にまで到達しないということである。二人ともクラシック奏者であるが、わたしのような素人が聴いてそのように感じるのだから、音楽は正直である。音楽大学をいくら優秀な成績で卒業しようと、そんなことは全く問題にならない。

音楽は優秀な奏者だけのものでないことは言うまでもないが、彼らのような優秀な奏者がいることが絶対に必要である。そうでなければ、誰も音楽を真剣にやらなくなってしまうだろうし、向上しようとするモチベーションが持続しないだろう。

以前、電車の中でモーリス・アンドレの「G線上のアリア」を聴くことが習慣となっていることを書いたが、現在は、ドクシツェルのトランペットを聴くことが多い。寒い季節には、寒い国出身の奏者、作曲家とその音楽がよく合うからかもしれない。

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by kurarc | 2017-01-24 23:27 | trumpet

発話楽器としてのトランペット

昨晩、仕事帰りにトランペット奏者、萩原明さんの主催される講習会を受講してきた。今回のテーマは「タンギング」である。

トランペットは、音を出すときに「タンギング」という言葉を発するときに行うような「舌」の動きを伴わせる。人はクリアな音(言葉)を発するときには舌を機敏に動かして音をつくる。トランペットも同様で、舌を使わないと、ぼやけた音しか発することができない。

通常は、「Ti」(高音)、「Tu」(中間音)、「To」(低音)といった音をイメージして音をつくる。萩原さんによれば、これに、「Di、Du、Do」、「Ni、Nu、No」(その他、Zi・・・ 、Si・・・などもあるという)といった発音まであり、音の表情をつけていくのだという。

興味深かったのは、発話するときには舌だけでなく、上顎(あご)が重要であるということである。上顎と舌の位置との関係によって、人はいろいろな言葉の音色を生み出しているのである。その証拠に、舌を上顎につけないで言葉を発しようとすると、クリアな音を発することができない。

さらに、言葉を発するときには舌、上顎と同時にこれらが柔軟な動きをしていることを意識することが重要であると萩原さんは言う。トランペットの音を出すには、こうした発話のメカニズムに素直に対応した奏法を身につけないと、ぎこちない音になってしまうということになる。

音楽はよくコミュニケーションに例えられるが、トランペットは、口を使う楽器だけに、比喩にとどまるものではない、という訳である。むしろ、発話楽器と言えるようなものなのではないか。わたしは、こうしたことは頭にあってもはっきりと意識したことはなかった。プロの奏者について学ぶことは、一つ次元の異なった意識を自覚できるので、やはり楽器の技術の向上には欠かせない。

*日本語は音の貧しい言語である。よって、トランペットの発音については貧しくならないように注意が必要となるのだろう。フランス語やポーランド語のように母音についても繊細な音をもつ言語に熟知したトランペット奏者はきっと、日本人以上の繊細な音を表現できることにつながるはずである。つまり、トランペット奏者は、いろいろな発音に注意深くなければならないのだろうし、世界中の発話としての言語に興味を持つことが必要かもしれない。)

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by kurarc | 2016-10-29 14:27 | trumpet

Chanson de L'adieu

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"Chanson de L'adieu"は、ショパンの「別れの曲」と呼ばれる名曲の日本名である。この曲の導入部のメロディーをトランペットの練習曲として活用したいと思っている。

低音からはじまり、高音まで幅の広い音域の練習と、スラー、リップスラーの練習には最適の曲である。わたしがもっていたトランペットの楽曲集にたまたま楽譜が掲載されていたこともあるが、原曲の音域のままトランペットで吹くことができるようにアレンジされている。

フランス語で、「L'adieu」(「ラディュ」の音に近い)が使われているように、この別れは、永遠の別れを意味すると考えてよいだろう。ショパンに即して考えれば、それは祖国ポーランドとの別れということになろうか。「L'adieu」はポルトガル語では、「Adeus」であり、「神のご加護がありますように」といった意味を含んだ「さようなら」になる。ショパンは、この曲を「別れ」をテーマに作曲したということではない、ということは念のため押さえておかなければならない。

この曲を日本で「別れの曲」という言い方に定めたのは、1935年に日本で公開されたドイツ映画であったという。(但し、日本ではフランス語バージョンが公開されたという)ショパンの生涯をテーマとした映画が「別れの曲」というタイトルであったことから、日本でこの曲をこのように命名するようになったらしい。(wikipediaより)このドイツ映画、観ることが可能であるのなら、是非観てみたいものである。(映画は、ショパン生誕200年の年、DVDが発売されたとのこと。)

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by kurarc | 2016-08-26 23:39 | trumpet

イタリア人トランペット奏者 パオロ・フレスが聴ける

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イタリア文化会館からメールマガジンを受け取っている。様々なイベントの紹介を月1〜2回程度知らせてくれる。このところ、時間があればこうしたイベントに参加している。

先日、このブログで紹介したレオナルド・ダ・ヴィンチに関する講演会もそのイベントの一つであった。今回は、イタリアのトランペット奏者パオロ・フレスほかのコンサートの紹介がメールされた。現在、最も興味のあるトランペット奏者であり、さらに、こうしたコンサートが無料で参加できることもありがたい。

今年は、イタリアとの国交150周年ということもあるのかもしれないが、来日するメンバーの選定がよい。このイベントで聴いたイタリアのトランペット奏者ファブリッツィオ・ボッソに続き、パオロ・フレスの演奏を是非楽しみたいと思っている。

*以下に、イタリア文化会館のHPに紹介された奏者のプロフィールを紹介しておく。

プロフィール

パオロ・フレス Paolo Fresu トランペット

世界的に髙い評価を受けているイタリア人ミュージシャン。年200回以上のコンサートを開き、数多くのCDをリリースしている。手がけるジャンルは民族音楽や軽音楽からバロックまでで、著名なミュージシャンと共演し、ジャズやクラシック(RAI国立交響楽団など)のオーケストラからソリストとして招かれるなど、活動の幅は非常に広い。

フレスは11歳のとき生地のサルデーニャ島ベルキッダの楽団でトランペットを始める。サッサリ音楽院で学んだあと、カリアリ音楽院を修了する。その間にプロ活動を開始したことがきっかけで、1980年代初めにジャズの世界に入る。その時期ブルーノ・トンマーゾの指導のもとRAI でスタジオ録音をし、シエナのジャズセミナーに参加するなど評価されるようになる。1988年にはベルキッダにフェスティバル‟タイム・イン・ジャズ“を創設した。同フェスティバルは2015年に28回を迎え、ヨーロッパの主要なジャズイベントの一つとなっている。その他ヌオロのジャズセミナーの芸術監督と講師でもあり、ベルガモ国際フェスティバルでは監督を務めた。さらにダンサー、画家、彫刻家、詩人、ドキュメンタリーやビデオの監督等と組んでマルチメディアの企画とコーディネートをしている。2010年には、自らのレーベルTuk Musicを作った。


ダニエレ・ディ・ボナヴェントゥーラ Daniele di Bonaventura バンドネオン

マルケ州フェルモ生れ。ピアノ、チェロ、指揮を学び、作曲で学位を取得。ピアニスト、バンドネオン奏者、作曲家、アレンジャーとして、クラシックから現代音楽、ジャズからタンゴ、民族音楽までと幅広いジャンルをこなし、演劇、映画、ダンスの分野でも活躍している。イタリア内外のフェスティバルで、各国のメジャーのミュージシャンと共演する。2003年にマルケ州フィルハーモニー交響楽団から委嘱をうけ、バンドネオンとオーケストラのための組曲を作曲、演奏、録音した。

2014年にはエルマンノ・オルミ監督の映画「緑はよみがえる」のサウンドトラックで演奏を担当。50以上のCDをリリースし、その多くは世界的にも高く評価されている。パオロ・フレスとの結びつきは強く、ふたりで、コルシカ島のヴォーカル・グループ‟A Filetta”も加わったアルバム‟Mistico Mediterraneo”や、ディ・ボナヴェントゥーラがバンドネオンとピアノの演奏をする二枚組CD‟Nadir”を生み出している。さらにパオロ・フレスとは2015年にCD“In Maggiore”(ECM)をリリースした。


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by kurarc | 2016-08-19 21:54 | trumpet


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