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カテゴリ:water( 4 )

三鷹の水

三鷹に戻り5年目に入った。以前住んでいたマンションは、5階建てであったこともあり、水道水は、一度受水槽を経由して、室内に届いていた。よって、夏は水が暖まっていたりとおいしい水を飲むことができなかった。

現在の住まいは、3階建てであるから、水道水は直結であり、直接水道管から水が供給されるため、水の味が以前住んでいたマンションと全く異なる。

わたしはこの4年間、今飲んでいる三鷹の水の味を味わうことができなかったのだと、今更ながら気づいた。現在の水の味はわたしが子供の頃味わっていたものと全く同じ、よく冷えた水(地下水が含まれる)である。

水が合う、とよく言われるが、わたしはこの三鷹の水が今まで暮らした土地の中で最も合っていると思う。唯一、ポルトガルだけは異なる。異国でありながら、ポルトガルの水(ミネラルウォーター)はおいしかったし、よく合った。

水の味というのは微妙なものであるが、その微妙な味を舌はよく覚えているようだ。水の合う土地はわたしにとって最も大切な土地、場所である。

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by kurarc | 2017-03-04 19:22 | water

銀座 伊東屋リニューアル

銀座の伊東屋がリニューアルした。以前の込み入った店内とは様変わりし、デザイン性を重視した建築と店内に変化した。

しかし、わたしが感じたのは、そのデザイン性が果たして成功しているのか?ということである。われわれのような建築デザインを行うものが特に注意を要するのは、デザインが先行してしまって、建築プログラムの内実とズレを生じてしまうこと。伊東屋のような文具店であれば、文具のデザインとそのプレゼンテーション方法がうまく調和し、商品が利用者にわかりやすく配列されることである。

わたしが感じたのは、商品の魅力を引き出すような配置が置き去りにされ、デザインが先行してしまった新しい伊東屋の姿であった。店内を歩きやすく整理しようとする意図からであろうか、品数をかなり以前の店舗より制限していた。つまり、高級な商品を充実させ、安価な文具は世界堂にでも任せておけばよいというようなコンセプトに思えた。

このコンセプトは銀座という都市を考えると当然のことかもしれないが、伊東屋に行けば、なんでもそろうという今までのイメージは捨て去ってしまったため、わたしにとっては物足りない店内であった。

残念ながら、銀座伊東屋はわたしにとって魅力のない文具店に変化してしまった。わたしは世界堂の方に通うことになりそうである。こう考えるのは多分わたし一人ではないのではないか?

*なんで伊東屋はもっと個性的なデザインを追求しなかったのだろう。建築は「今どき」のデザインである。もちろん、美しくよくできた建築であることは確かであるが、こうした建築はいくらでもある。文房具店の概念を変えるような建築、インテリアがほしかった。(それをねらったのかもしれないが、あくまで文具店であることを保持した上でのことである)逆に言えばデザインが足りない、と言えるのかもしれない。
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by kurarc | 2015-07-11 23:30 | water

三田上水(三田用水)

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昨日のポーランド大使館のイベント(ポーランド自由選挙記念のお祝い)帰り、恵比寿に向かう街路を歩いていると、上写真のような三田上水に関する史跡紹介の案内板に出くわした。

玉川上水が現在の下北沢あたりから分岐され、目黒の三田村、白金、芝まで用水が引き込まれたという。この三田上水周辺では、この水を動力とした軍事工場ができ、恵比寿では恵比寿ビールの洗浄用水として利用されたという。

玉川上水や神田川をはじめ、わたしの住まいの付近を流れる上水(用水)群は、江戸、東京を様々な意味で潤した。江戸、東京は、東は海を起点とした水の都であり、西は上水、湧水を起点とした水の台地であったということである。(下 広重『名所江戸百景』より「目黒新富士」)
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by kurarc | 2015-06-06 08:07 | water

国分寺崖線と湧水文化散策

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国分寺の崖線(土地のことばで、”ハケ”と呼んでいる場所)とその湧水地帯を散策してきた。国分寺にはたびたび出かけていたが、この崖線下の湧水地帯を散策するのは初めてのことである。

国分寺の南口から坂道を下って右へ折れていくと、「お鷹の道」という小径があらわれる。この小径沿いには、崖から湧き出た幅およそ1メートルの湧水が流れていた。その水は透明で全く濁りはない。こうした湧水や小川はよく地方へいくと経験するが、こんなに近くに存在していたことに驚く。

この「お鷹の道」をさらに西へ歩くと、「真姿の池湧水群」と言われる場所がある。全国名水100選にも指定されているという湧水が、武蔵野の面影の残る民家の脇を静かに流れていた。こうした湧水は野川の源流であり、この野川は二子玉川で多摩川と合流する。

この道をさらに西へ歩くと、武蔵国分寺の跡地へ続いている。つまり、武蔵国分寺は湧水地帯の麓に位置していたことがわかる。この立地は、湧水と無関係とは考えられない。

この道を散策しながら印象に残ったのは、その静けさである。地元三鷹からわずか15分程電車にのったところにこうした透明な文化がまだ残っていたのである。改めて、郷土史について無頓着であったことを反省した一日であった。

*カテゴリに「water」を追加しました。
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by kurarc | 2014-09-21 20:03 | water


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