(仮称)牟礼6丁目ディサービスセンター 建設過程11


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昨日アップした2階事務室のカーペットが敷き終わった。事務室の中に3.5mの天井高さの空間をつくり、移動する空間、事務外スペース、休息のための空間として設計されている。

天井高さが3.5mあると、通常2.4m前後の空間とはまったく質が異なる空間となる。その高い天井高さを利用して、右上が吊り戸棚となり、資料等の収蔵庫となるよう設計されている。 

この空間が2階事務室の中心といってよい空間となる。天井が高いことで、気持ちが解放され、事務疲れも少しは緩和されるであろうことを期待している。

明日はいよいよ竣工検査である。



# by kurarc | 2018-01-29 20:11 | りぶうぇる(ディサービスセンター)

(仮称)牟礼6丁目ディサービスセンター 建設過程10

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竣工検査まで残すところあと2日となった。

今日は2階のタイルカーペット敷き込み。およそ100㎡を半日で敷き込んだ。写真は、職人さんたちの作業風景。日曜日というのに、よく作業をしてくれた。その他、建具の釣り込みもほぼ完成。写真上部の吊り戸棚にはケンドン式の建具も設置された。

1、2階のエアコンも作動。この寒い季節に室内がよく暖まることが確認でき、一安心であった。

明日1日で最終的な細かい部分の施工を仕上げ、30日にいよいよ竣工検査を迎える。

# by kurarc | 2018-01-28 23:34 | りぶうぇる(ディサービスセンター)

再び「風景学」へ

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地元の建築家を中心として、「たてもの・まちなみ・景観を考える市民の会」の活動をはじめて3年が過ぎようとしている。先日、武蔵境の北口から玉川上水へ、そして再び、武蔵境駅まで戻ってくるおよそ3時間あまりの行程を歩いた。特別、優れた建築があるわけでもない街を歩くのだが、かといって、何もないかというとそうでもない。玉川上水には、品川上水と呼ばれた取水口の痕跡があり、三鷹の牟礼一体はその水で、田畑が耕され、作物が育てられた。また、かつて武蔵境から中島飛行機株式会社へと伸びていた鉄道跡は公園として整備されていた。軍需産業都市としての痕跡も、うっすらとその面影を残していた。

このような何気ない都市の様相を捉える方法はないか、と考えたとき、1980年代頃に「風景学」が台頭して、建築学の分野でも議論になったが、その方法をもう一度、実践的に活用できないか、ということを思いついた。わたしの手元には、中村良夫氏の数冊の本が眠ったままになっていた。2008年にはラジオ講座でも「風景からの町づくり」と題された中村氏の講座があり、そのテキストも手元にあった。

風景をキーワードにした著作は他にも、向井正也氏の『日本建築・風景論』や、内藤昌氏の『日本の町の風景学』、オギュスタン・ベルク氏の著作他がある。こうした著作が手元にありながら、その活用にはいたっていなかった。東京「郊外」の特性のないと思われる街も、よくよく観察すると「風景」、あるいは「地景」と呼んでよいものが捉えられるのではないか。曖昧な風景を記述する言語、方法、手法がほしいのである。

このあたりが今年の街歩きでの課題となる気がしてきた。まずは、中村氏の著作あたりを熟読することからか・・・

*このブログでも「地景」についてはいくつか書いてきた。その中心は「国分寺崖線」周辺の「地景」である。


# by kurarc | 2018-01-25 21:37 | books

ATOK2017 for Mac

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わたしはMacユーザーである。Macを使い始めたのは、周りにMacユーザーが多かったことが大きい。Macが使いやすいからといった理由からではなかった。パソコンを使い始めた当初は、ウィンドウズ出現前(MS-DOS)のNECのパソコンであった。初めはMacユーザーではなかったのである。

CADが発達し、実務に使えるようになった頃、Macユーザーとなった訳だが、Macには相変わらず大きな欠陥と言える部分がある。それは、日本語変換機能の立ち遅れである。「ことえり」による日本語入力は正直苛立ちを隠せない。パソコンのハード面の進化が著しいにも関わらず、アップル社は一向に日本語変換には無頓着である。Macはあまりにも日本語変換が稚拙であるため、"ATOK2017 for Mac"を導入することにした。

初めにパソコンを使っていた頃、ATOKにはお世話になった。当初からドイツ語入力に対応していたことは助かった。わたしが修士論文で取り上げた建築家がドイツ人であったために、ドイツ語を入力できることは必須であったからである。このブログは久しぶりにATOKを使って書いているが、やはり、格段に使いやすい。漢字の変換ミスなど「ことえり」では注意が必要だが、ATOKではかなり正確に変換してくれるし、漢字の事例表示もわかりやすい。

なぜ今までATOKを使うことをためらっていたのだろう。馬鹿馬鹿しい忍耐をしたものである。これで少しは誤字が減少しそうだし、文章の推敲は時間が短縮できそうである。MacにもできればこのATOKと互角の日本語変換機能を付加してほしいものである。

# by kurarc | 2018-01-24 22:01

(仮称)牟礼6丁目ディサービスセンター 建設過程09

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竣工まで残すところ1週間となった。大雪の後の現場は心配であったが、幸い、まったく問題もなく、着々と工事は進んでいる。写真は2階事務室。上部は吊り戸棚で、ここにケンドン形式の建具が収まる。

写真床(上下)はOAフロアである。このOAフロアは最もシンプルなものの一つ。コンクリートの床から50mm浮いていて、その下に配線が自由に施工できる。電話線やLANケーブルを通すことがその主な目的。このOAフロアは、高さ調整をするような仕組みはないが、踏みしめてみたところ、不陸を感じることもなく、安心した。この上にタイルカーペットが敷かれ、2階事務室床は完了する。

明日からは様々な器具が搬入され、設置されていく予定である。いよいよ現場も大詰めを迎える。建築竣工前1週間はいつも様々な職種の人間が入り乱れ、大変なことになる。しかし、この1週間が過ぎると、あの喧騒が嘘のように静まりかえった建築が現れる。この静寂を迎えるとき、わたしの役目の99%は終了したことになる。

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# by kurarc | 2018-01-23 21:30 | りぶうぇる(ディサービスセンター)