幼少期、最初に手にしたおもちゃは木製の積木であった。20センチ×30センチ、深さ10センチ程度の木製の箱に、色とりどりに塗装された様々な幾何学形態の木製ブロックがきちっと箱に収められているもの。今でもおもちゃ屋で見ることができる。
しかし、今時の子供達はこうした積木で遊ぶことはあるのだろうか?もしかしたら、生まれてすぐにテレビゲームなどを手にすることになるのが普通ではないか?
積木のような玩具をいい大人になってからまた手にしたくなる。子供の頃への強烈な郷愁、サウダーデである。積木も欲しかったが、かなり高額であるため、安価で手に入る万華鏡にした。段ボール製の素朴なつくりである。偏光フィルターが配置され、色彩が抽出される仕組みである。
透明フィルムや波フィルム、色のついた輪ゴムなどを入れて中を覗くと、下写真のような美しい模様が現れる。自然素材や素朴な素材でつくられるこうしたおもちゃを何か一つつくってみたいといつも思っている。
# by kurarc | 2024-02-13 19:03 | design(デザイン)