長野 伊那、木曽福島へ

8月22日、23日、夏場の恒例となったJIAの保存問題委員会のメンバーとの夏合宿へ参加した。今回の合宿先は長野県の伊那市高遠町から木曽福島にかけて。諏訪湖の南のエリアにあたる。民家、町屋の視察をはじめ、長野地域会の川上恵一氏、丸山幸弘氏の民家の保存活用、保存再生の仕事等を中心に見学した。

見学したものが多いので、まず一つ紹介しておきたい。下の写真は、丸山幸弘氏の事務所である。松本市四賀村で再利用するために取り壊して野積みにされていたものを、伊那の丸山氏の事務所として移築・再生された建築物である。エントランスホール(風除室)は後からデザインされたものだという。
外壁は漆喰、腰壁は木部がサワラ(厚12ミリ)、内壁は漆喰仕上げ、床は杉板(厚25ミリ)を使用している。見とれて内部の写真を撮り忘れてしまったが、参加メンバー約20名が会議ができるほど余裕があり、設計事務所として申し分のない空間であった。

後日、建築家藤森照信氏設計の茅野市神長官守矢史料館やツリーハウスなどもブログにアップする予定である。
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by kurarc | 2009-08-25 00:21 | conservation design