川崎の日本民家園にて実測調査演習

今日は朝から県の邸園保全活用推進員講座の一貫として、川崎市日本民家園の旧原家にて、実測調査演習を行った。旧原家は武蔵小杉の豪農の民家が移築されたもの。38センチ角のケヤキ材を大黒柱にした質実剛健な民家である。今日は、演習としてプランをスケッチしながら、建具、天井材とその種類、壁材、雨戸の位置、柱の位置等々を素早くまとめる訓練を行った。

旧原家の1階床の間には、雛留め、と言われる収め方が見られるなど、かなり手の込んだ仕事がなされている。旧原家は江戸の名残が感じられる棟梁による仕事の事例として、非常に貴重な遺構であるとみなされている。日本民家園は、詳しく見ていくと民家の奥行きを実感できる実例にあふれている。
(下写真は講座座学風景)
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by kurarc | 2009-11-28 23:05 | archi-works