節電

駅構内や店舗ほか、大地震の影響でどこもかしこも節電に励んでいる。

特に駅構内などは少し暗いと感じる程度で、日常このような照度でも十分といってよいほどの明るさである。天井の照明点灯個数をみると、約半数以上の照明が消灯されていた。つまり、そもそも照明の個数が多すぎると言える。

日常的にこのような節電時の照度で我々の基準が見直されるのであれば、現在稼働中の原発のいくつかは建設する必要などなかったかもしれない、と思うと電力に関して建築をとりまく業界の責任は重い、と言わざるを得ない。

超高層建築等、電気なしには成立しない建築を相も変わらず作り続けている建築家たちも、もうそろそろ立ち止まって考え直す時期にきていると思われる。長期の停電になったとき、地上30階、40階の住人たちは毎日階段を降りて会社に行き、また家まで帰る(登る?)のだろうか?

by kurarc | 2011-03-22 21:44