ダヒ インドのヨーグルト

今年は自分でつくったヨーグルトを食べていたせいか、いつもより花粉症の症状が緩和された感じがする。症状といっても目がかゆくなる程度だが、今年はそれもほとんど感じられなかった。

インド旅行をしたときに、アーメダバードという街で40度を超える高熱を出して倒れてしまったことがある。このときに医者に行き、なにを食べれば良いか尋ねたとき、バナナやマンゴーといった果物とダヒ(インドのヨーグルト)を食べろ、と言われた。このときにもらった薬は新聞紙に包まれていた。

熱がひいてからも1週間ほどだろうか、レストランへ入ってダヒのみを注文し、食べ続けた。以前ブログでチャイのことも書いたが、インドではチャイとこのダヒは忘れられない飲み物、食べ物となった。

ダヒはチャイ同様、水牛のミルクを使用し、乳酸菌で発酵させた濃厚なヨーグルト。今にして思うと、汚いレストランであるにもかかわらず、ダヒ(ヨーグルト)がメニューの中に含まれていたことは不思議だ。日本ではまず考えられない。日本ではコンビニにでも行き、買って食べることになる訳だが、なんて貧しい食べ方なのだろう。人間の生死をさまようようなときに食べるものが、コンビニやスーパーマーケットでしかおいてないなんて。

by kurarc | 2011-05-08 14:27 | gastronomy