横浜野毛 三幸苑ちゃーめん

今日は横浜に出たついでに、前から気になっていた野毛三幸苑のちゃーめんを食べに行く。いわゆるB級(あるいはC級)グルメである。

三幸苑ははっきり言って汚い中華料理屋。しかし、私の子供の頃はこのような店ばかりだった。私は小学生の頃から父と母が仕事で忙しかったこともあり、たまに一人で近所の中華料理屋に食べにいっていた。そうしたこともあり、野毛あたりの汚い中華料理屋は郷愁をそそられる。

ちゃーめんとは、まかない料理として出していた焼きそばらしく、少しやわらかめで汁気の多い焼きそばであった。大げさに言うとリゾット風焼きそばといったところか?

味はいたっておいしく、脂っこい感じであったが、後味はよく、隠し味にどのようなダシを使っているのか気になった。こういうことを書く場合は写真をのせるのが親切なのだろうが、写真をのせたとしても多分この麺料理のおいしさは伝わらないだろう。(こう書きながら思った。現代の料理、あるいはスィーツなどは写真からおいしさが伝わってくるが、本当においしいものは写真から伝わらない気がする。)

横浜はきれいなところも多いが、私はどちらかというと横浜の汚い文化を好む。それは東京の下町の文化とも異なる横浜の気さくな文化である。昭和に育った世代としては、こうした人間臭い店はずっと残っていてもらいたいものだ。

by kurarc | 2011-06-26 23:10 | gastronomy