月読君と三日月 月の幾何学

iPhoneに「月読君」というアプリケーションを取り込む。

「月読君」は月齢、輝面比、方位、高度、月の出入りの時刻から夜明け、日暮れの時刻など太陽のデータ等を毎日更新してくれるアプリ。

これがあれば、曇った月の出ていない日でも、月がどのような状況が判断できる。

最近知ったことだが、三日月(下写真)とは旧暦3日の月だが、これが以外と細い月であるということ。普通我々が三日月と認識しているものは、実は4日月や5日月であるらしい。

また、月の満ち欠けのときに、月の欠けた側の曲線(明暗界線)は楕円になっている、ということ。残念ながら「月読君」の画像ではそこまで緻密に描かれていない。

月ひとつを詳しくみることだけでも、数学のお勉強ができる。こうした具体(等身大)の科学の先達は寺田寅彦さんになるのか。寺田寅彦は中学の頃の愛読書。結局はその頃学んだことにまた戻っていくのかもしれない。

蟻台上に飢えて月高し(横光利一)

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by kurarc | 2011-10-09 23:45 | nature