ヨコハマ トリエンナーレ2011-01  画鋲アート

今日はヨコハマトリエンナーレ2011へ。

トリエンナーレに行くのは実は今回が初めてとなる。このごろ美術館で現代アート作品を見学することが苦手になってきたため、いつも行くことをためらっていた。

それではいけない、と今年は行ってから結論を出すことに。結論としてはやはりあまり興味がわかなかった。しかし、唯一下の写真の作品に出会えて、救われた。

画鋲をグリット状に並べただけのミニマルな作品。小さな画鋲も丁寧にならべて壁に貼付けるだけで立派な装飾となり、黄金に光る壁をつくり出すことができる。一つ一つの画鋲は壁にさすときに微妙に角度が変わるから、それに光があたると、アモルフ(不定形)な形を輝かせる。均質であるようでいて、均質でないとういこと。(作者は冨井大裕氏)

*少し前のブログで建築における反復について書いたばかりだったが、アートの世界でも単純な反復に出会った。こういう出会いも偶然とは思えない。

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by kurarc | 2011-11-01 17:09 | art