サンド・ローズ 砂漠のバラ

小川洋子著『科学の扉をノックする』(集英社文庫)を読んでいると、2章「鉱物は大地の芸術家」にサンド・ローズ、砂漠のバラと呼ばれる鉱物が登場した。

砂漠のオアシスの水が干上がるときに結晶化された鉱物だという。バラの花びらのような鉱物。こうした鉱物はこれ以外にも赤鉄鉱、藍銅鉱、グラウベル石などにも見られるという。

鉱物と植物の二つをつなぐ世界がこの自然界には存在するということ。

この話をしてくれているのは、鉱物科学研究所所長の堀秀道先生。この研究所に伺いたくなった。

by kurarc | 2011-12-22 15:59 | nature