久しぶりにフィリッパ・ジョルダーノを聴く

久しぶりにフィリッパ・ジョルダーノを聴く_b0074416_23214757.jpg

女性のボーカルものを聴き始めたのはちょうど20年程前からである。仕事の終わったあとなど美しい女性の声を聴くことは心地よい。

サンディ・ラム(90年代初期)、テレーザ・サルゲイロ(90年代後半)や今回のフィリッパ・ジョルダーノ(2006年前後)、アナ・マリア・ヨペック(2012年)の声を聴いていると、よく似ていることに最近気がついた。好みの声というものがどうもあるらしい。高い声で透明感と柔らかさ、しなやかさのある声に惹かれるようだ。

『il rosso amore』(上)というCDは、前作ほど評判は良くないが、前半2曲目から7曲目までの流れが特によい。後半のオペラ曲は、オペラというよりポップスと聴けば我慢できる。彼女はこの路線でずっといくような気がする。彼女の声を聴きたくなるときは、少し疲れているときが多いが、年末まで休みらしい休みはとれそうもない。

by kurarc | 2012-09-03 23:20 | music