レコード売却

レコード売却_b0074416_17351772.jpg

引越しの時、大きな段ボール一箱分のLPレコードがあった。およそ90枚。ほとんどがジャズとクラシックギター曲のLPである。中にはシャンソンのジョルジュ・ムスタキ(イヴ・モンタンもあった)など変わったものもある。10代の頃、ムスタキを聴いていたのだな、と思うと今よりませていたのか、などと思ったりする。プレイヤーもないこともあり、売却することに決めた。

レコード90枚というとかなりの重量になる。多分およそ30キロ。一人でやっと持ち運びができる重さだ。思い出深いLPも数多くあるが、聴くことができないので仕方ない。本当はジャケットだけでもとっておきたいが、それでは売却できない。

この大きさのジャケットはやはり迫力があってよい。レコードに針を置くときの緊張感もよかった。現在レーザーターンテーブルなどにすれば、地震時でも安心してレコードが聴けるが、そうした余裕は今はない。

1980年代まではLPを買っていたのだと気づく。ピアソラの『タンゴ ゼロアワー』が最後に買った頃のLPだろうか。鎌倉の住まいでもこのLPを玄関に飾っていた。このLPだけはジャケットも気に入っているので、とっておくことにしよう。

*いろいろ吟味していくと、今は亡きクラシックギタリスト、渡辺範彦のLP2枚とトゥリビオ・サントスのヴィラ=ロボス、それにジュリアン・ブリームのバッハのLPは売却しないことにした。ピラソラを含め5枚は手元に。LPの中の曲、渡辺のフレスコバルディ「アリアと変奏」、タンスマン「カヴァティーナ」の演奏はまた聴きたいが・・・

by kurarc | 2012-12-13 13:25 | music