ローランド・ライナー(Roland Rainer)

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ローランド・ライナー(Roland Rainer)は、トーネットの家具を調べているときに出会ったオーストリアの建築家、都市計画家、デザイナーである。日本建築学会へ行く用事があったので、学会図書館で彼の作品集をみてきた。1910年生まれ。日本で言えば、丹下健三とほぼ同世代の建築家。2004年に亡くなっているから、かなり長命な建築家であった。

トーネットの1960年代の家具の開発に携わっているが、それだけではなく、現代にも通じるモダンな家具をデザインしている。自邸(上写真)は、煉瓦の素材感を大切にしながらシャープな造形力を発揮している。ウィーンの都市計画にも関わるオーストリアモダニズムを代表する建築家といってよいだろう。

こうした建築家はなかなかメディアには登場しないのではないか?最近は雑誌のレベルが向上し、珍しい建築家まで取り上げられるようになってきたが、雑誌で紹介された建築家、デザイナーを鵜呑みにはできない。自分で発見しなければ、自分のものにならないから。

ローランド・ライナーはオーストリアに行くことがあれば見学することが必須の建築家であろう。作品集なども物色したい。
by kurarc | 2013-09-18 17:52 | architects