家具の国際コンペティションに参加

ある家具の国際コンペティションに参加。今日、家具(椅子)のドローイング6枚を郵送で提出した。

デザインを決定したときには、デザインし終わった達成感と、もう少しよいデザインができたのではないかという後悔の念が入り交じる。今回は、3Dで表現しきれない部分があることがわかり、その部分を省略して描かざるを得なかったことは自分でも歯がゆかった。

よい結果の知らせが入ればうれしいが、大切なことは最後までデザインを仕上げることである。こうしたトレーニングを怠ると、口だけ、頭の中だけの観念のデザインで終わってしまう。デザイン(今回は椅子のデザイン)は具体的に行われるものなので、構造を決定したのちに、プロポーションを調整し、座り心地を予想し、素材、座面の仕上げ、色彩・・・etc.などすべてを考慮した上で、デザインが決定される。

もちろん、頭の中でコンセプトをまとめることは、最も重要な作業になる。私の場合は、コンセプトが明快に言葉で表現できるようになるまでデザインすることはひかえている。表現者はよく言葉にならないことを表現する、というが私はそうした表現は信じない。言葉で表現できることを最大限具体化する。言葉にならないようなものは、予想外の余剰物として考えている。

まずは一次審査に通過することが目標だが、生み出されたデザインの運命はすでにそのデザインの中にあるから、そのデザインが独り立ちできるようになるのかならないのか、今のところ私には全くわからない。
by kurarc | 2013-11-27 13:27 | design