手帳

毎年この時期になると手帳を買っていたが、来年からは止めることにした。手帳を文房具店に見に行ったが、買いたいと思えるものがなかったことが大きい。

それに、我々のような職業は、毎日スケジュールを管理するほどの予定が埋まることはまずない。芸能人のような建築家であればまだしも、建築という職業は、数少ないクライアントの方々とじっくりと時間を共有しながらものづくりを進めて行くものだからである。

しかし、そのかわりにiPadを購入した。こちらの方が今後は手帳を超える道具となるだろう。かといって、手で文字を書く、スケッチをするという行為は最も大切だと思っている。そのために、各々の鞄にかならずペンとメモ帳を常備し、いつでも手書きのメモがとれるようにしている。それら個々のメモ、スケッチを大きなノートにまとめるという知的生産技術の方法が現在の私には最もなじみやすい。

下:ポルトガル滞在時の講義ノート+旅ノート。スケッチの他、行った先のチケットから切符などあらゆる情報を日本から持参した丸善製ノートに貼付けたもの。二つ目の写真は、丸善製ノートに小さなノートを貼付けたもの。ポルトガルからイタリアに旅行したときの小ノートが貼付けられている。
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ノートの写真をもう一つ。リスボンでお世話になったオラシオ・ボニファシウ先生の推薦してくれた本(『Para Além da Baixa』リスボンのポンバリーナに関する本)が先生の直筆(右ページ上)で書かれている。この本はポルトガル語版と英語版の二冊を購入。ノートはバロックの都市の講義録。ポルトガルで教師のすることは、重要な本を示し、それを勉強しろ、ということだけであったが、それは教師の役目として的確だと思う。

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by kurarc | 2013-11-29 23:56 | design