パスポート

年末になり、書類などを整理していると、歴代のパスポートが目についた。パスポートは今までに5つつくった。これらはすべて宝物といってよいものだが、5つ目は使用することなく来年2月早々に期限切れとなってしまう。ポルトガルから帰国したころに持っていたパスポートを開いてみると、14年前の今日、12月8日に帰国していた。

初めて海外へ行ったとき、11ヶ月ぶりに日本に着き、久しぶりに耳にする日本語がはじめの数分間聞き取れなかった。台湾から東京羽田に帰国したが、浜松町まで行くモノレールの中で、やっと明確に日本が聞き取れるようになったことを思い出す。言語は不思議なもので、同じ言語を話す国に行くと自然と思い出す。大阪出身の人間が、東京では標準語を話していても、大阪に戻った瞬間に、大阪弁が自然に口から出てくるような感じだと思う。

パスポートを眺めていると、その当時の旅の記憶が甦ってきて、心がおどる。パスポートに付属した写真が当時の自分の姿を思い出させてくれる。来年、また新たなパスポートをつくるだろう。次にどのような海外の旅ができるのか、わからないが。
by kurarc | 2013-12-08 18:29