人気ブログランキング |

トランペットの呼吸 圧力ではなく流れへ

月一度、トランペットのレッスンを受けている。前回のレッスンはさんざんであった。身体の疲れと練習不足などがたたり、音がでないのである。

こういう状態のときには、第三者の目で見てくれる教師のような存在はありがたい。自分で何かどつぼにはまってしまっている状態を、外部から冷静に眺めてアドバイスをもらうことができるからである。

身体が疲れると、どうしても息が浅くなる。トランペットに充分息が流れていない状態であったとわかる。口先だけで息を吹き込もうとしても、トランペットはよい音が鳴ってくれない。

疲れていると、息を吹き込むときに、口元に力が入ってしまい、息が飛んでいかない。先生曰く、「外部の空気の流れを感じ、とらえ、コントロールするイメージで」吹いてください、とのこと。

このことは、呼吸というものを考えるときに大変重要な指摘だと思われた。呼吸は通常は自律神経によるので、コントロールすることは難しいのだが、それを楽器という外化された道具を介在させて、全く次元の異なる呼吸をつくる、ということである。なおかつ、その呼吸は一時的な圧力をかけるような息の仕方ではなく、連続した豊かな流れを感じさせる息づかいでなければならない。「力」ではなく、「柔らかさ」ということか。あえて言葉にすると、「圧力」に対する「柔力」といったところだろうか。

息は可視化できないので、どのような呼吸をするのかを教えることは非常に難しい。私はその言葉から、ひとまず息を水の流れのようなイメージを想像して練習してみることにした。常に絶えることのない豊かな水量の川の流れ、といったイメージである。
by kurarc | 2014-03-28 00:10 | trumpet