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fragment/2014/03/29 映画の時制とモード(法)

*映画の中の時間を、言語文法の時制と対応させて考えてみる。

*映画を藝術言語の一つと考えた場合、言語(文法)の時制やモードという考え方の数だけ、様々な映像が可能だと考えてみる。

*たとえば、ポルトガル語には、通常の現在、過去、未来の他に、不完全過去、複合過去、過去未来などがあり、それぞれ直説法、接続法という異なるモード(法)により異なる表現が可能となるように。

*以上のような様々な時制とその映像の可能性について検討し、映画を藝術言語としてとらえる方法を模索してみる。

*映画の中では、無声映画でない限り、人間の言語(会話)が必ず挿入されるから、二重の意味での言語空間(時間)が形成されることになる。(それは多重化することも可能となる)

*たとえば、過去未来の映像に、現在の会話を重ね合わせる、というような多重時間映像も可能となる。

*注意しなければならないのは、この考え方が映画の一断面であるということ。この考え方で映画全体を語ってはならない、ということ。

*私にとって映画とは、快楽だけでなく、考えることのきっかけをつくってくれるもの。この二つが含まれる映画が私にとっての名画の条件となる。
by kurarc | 2014-03-29 08:23 | fragment