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fragment/2014/04/06 映画『THEO ON THEO』から

インタビュー映画『THEO ON THEO』から、映画監督テオ・アンゲロプロスの言葉を抜き書きする。この映画はDVDで持っているもの。DVDの中に彼の発言が記述されたリーフレットがある。

・・・アイロニーとは、抑圧された人間にとっての武器だ。・・・

映画『旅芸人の記録』について・・・52年と74年の2つの歴史的な時代を、同じ流れ、同一のカットで共存させる。・・・

映画『アレクサンダー大王』について・・・構造としてはビザンチン式のミサの形をしている。ビザンチン美術で重要な円形広場の概念もある。・・・

映画『シテール島への船出』について・・・社会主義の終焉とイデオロギーの終焉によって、人々はすべてを失った。・・・まず、歴史を後景に押しやることだった。そして人間を語る。歴史を信じ、歴史がもらたすものを担い、すべを失った人間を。その思いが『シテール島への船出』になっていった。

・・・”メランコリック”には、過去だけでなく未来がある。・・・独裁制の崩壊後、私は十分に思い知った。世界は変わらない、変わっていかないと。そんな思い、それがメランコリーだ。

・・・人は言葉を失うことで道を失う。一語を失い一語を忘れるたびに一本の道を失い、行き暮れる。だが同時に、言葉はまた、過去を連れ戻す。一語を発すると過去が戻る。・・・

テオのインタビューに登場する文学者、詩人たち
カヴァフィス
セフェリス
エリオット
リルケ
パウル・ツェラン
by kurarc | 2014-04-06 00:41 | fragment