小室等 「新音楽夜話」

TOKYO MX TVで小室等が「新音楽夜話」という番組をやっている。私は、FM東京で「音楽夜話」を聴いていた世代である。テレビであるからゲストがライブを聞かせてくれる。

フォークという音楽からはかなり遠ざかっている。フォークからなぜ遠ざかったか、それは音楽的にみると稚拙だと思ったからである。歌詞は興味深いものが多いが、音楽がおもしろくない。

しかし、小室の番組を見ながら思ったのは、素直な音楽であったのでは、ということ。音楽を専門的に学ぶでもなく、思ったことを歌うこと、それは特に現在最も大切なことのように思えてきた。音楽性が高度でないからといって切り捨てることは、あまりにも簡単すぎる。

もう一度、言葉から発する音楽のようなものを真剣に考えてみたら、新しい世界が開けてくるのかもしれない、と思ったのである。言葉がもつ音を古代あたりまで遡行して、その中から音楽を考えて行く。源氏物語を東アジアの中でとらえなおすように、たとえば、中国語や韓国語の言葉、音と比較してみるetc.といった、日本語を相対化した果てに新しい音が発見できるかもしれないのである。

そういうことをフォークと言われる人たちがやり始めたら、また聴いてみようと思うかもしれない。
by kurarc | 2014-05-24 21:08 | music