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fragment2014/08/26 La Double Vie と Heterónimo

*La Double Vie(La Double vie de Véronique ベロニクの2つの生 映画の日本題名は『ふたりのベロニカ』から取り出した概念)とフェルナンド・ペソアのHeterónimo(エテロ二モ 異名と訳される)という2つの概念を取り出す。

*La Double Vie:直訳すると「2つの生」。人間は生きているときの生と死後の生があると考える。たとえば、藝術家が死後、作品を残す。これは、藝術家の死後の生。または、生きている人間からインスピレーションを得て、それを別の人間が引き継ぐようなとき。魂の交換のような現象。

*Heterónimo:異名と訳される。ポルトガルの詩人、フェルナンド・ペソアが考えた思索、及び詩作の方法。仮名とは異なる。仮名は本人となんら変わることがない。単に名前を変えただけにすぎないが、異名は、本人とは異なる本人の作品。ペソアに即して言えば、ペソアが創りだした一人の完璧な人間による詩。(『ポルトガルの海』所収、池上峯夫氏による解説より)

以上の2つの概念を深化させる。または、交錯させる。

*ペソアが言う、「もうすいぶんまえから、私は私ではない」という考えをポジティブにとらえ直すこと。

*私の中に少なくとも「2つ以上の生」を創りだすこと。それらを他者と交換すること。(この場合、子供をつくる、といったことは除かれる。あくまで、一人の人間が、一人の人間の中に何かを創りださなければならない。)
by kurarc | 2014-08-26 21:17 | fragment