映画『ふたりのベロニカ』 夢の中の画像

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ブログに映画『ふたりのベロニカ』の中で登場するガラス玉(透明なスーパーボウルのようなもの)を貼付けた。ベロニクがラスト近くのシーンで夢見る画像である。


*この映画では、このような透明なガラス玉、鏡、ガラスに映り込む映像などが、映画の主題のメタファーのような装置(小物)として重要になる。「もう一人の自分」は、たとえば、鏡を見ることによって現実に体験することができる。そして、鏡は、写真と異なり「生きている」時間を写し出している。

*ベロニクの恋人によって偶然に発見されるポーランド、クラクフのベロニカは、ベロニク自身が撮影した写真によってであった。それはすでに息絶えたもう一人の自分の姿である、とベロニクは直感的に理解した。だから、その写真を見た途端、彼女(ベロニク)は涙を流すのである。この映画では、写真=死、鏡=生という対比として描いていると考えられる。
by kurarc | 2014-09-11 21:21 | cinema