人気ブログランキング |

ジョン・コルトレーン再び

b0074416_2111928.jpg

ポーランド映画『イーダ』(下写真、オフィシャルHPより借用)をみる。この映画の中で重要な役割を果たしたのが、コルトレーンの曲「ナイーマ」であった。コルトレーンの音楽を久しぶりに聴いたが、彼のサクソフォンの音だとすぐにわかる。凛々しい音といったらよいだろうか。サクソフォンは、やもするとやらしい音になりがちであるが、彼の音にはプライドのようなものが感じられる。

コルトレーンを初めて聴いたのは、ジャズを聴き始めた高校1年のときであったと記憶している。彼のレコードは随分集めたが、全部処分してしまった。「selflessness」というアルバムをよく聴いた覚えがある。晩年のフリージャズの成果である「OM」などのレコードももっていたが、この頃のものはやはり聴きづらかった。

「ナイーマ」という前妻の名前をもつバラードは、身体の力が抜けて、幸福感の感じられる名曲である。映画の中では、修道女となる前のイーダが、世俗の楽しみを味わうときにかかる音楽であった。このところトランペットに傾倒しているせいか、サクソフォンのジャズを聴いていなかったが、また聴きたい衝動が芽生えてきた。

*映画『イーダ』の映画パンフレットは秀逸である。適当な映画パンフレットが増えてきた中で、このパンフレットは、ポーランドの現代史がおさらいできるようになっている。映画が白黒であったこともあるが、パンフレットが白黒で構成されているのも美しい。この映画は、きっともう一度、みにいくことになると思う。
b0074416_23105931.jpg

by kurarc | 2014-09-18 20:56 | music