国分寺崖線と湧水文化散策

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国分寺の崖線(土地のことばで、”ハケ”と呼んでいる場所)とその湧水地帯を散策してきた。国分寺にはたびたび出かけていたが、この崖線下の湧水地帯を散策するのは初めてのことである。

国分寺の南口から坂道を下って右へ折れていくと、「お鷹の道」という小径があらわれる。この小径沿いには、崖から湧き出た幅およそ1メートルの湧水が流れていた。その水は透明で全く濁りはない。こうした湧水や小川はよく地方へいくと経験するが、こんなに近くに存在していたことに驚く。

この「お鷹の道」をさらに西へ歩くと、「真姿の池湧水群」と言われる場所がある。全国名水100選にも指定されているという湧水が、武蔵野の面影の残る民家の脇を静かに流れていた。こうした湧水は野川の源流であり、この野川は二子玉川で多摩川と合流する。

この道をさらに西へ歩くと、武蔵国分寺の跡地へ続いている。つまり、武蔵国分寺は湧水地帯の麓に位置していたことがわかる。この立地は、湧水と無関係とは考えられない。

この道を散策しながら印象に残ったのは、その静けさである。地元三鷹からわずか15分程電車にのったところにこうした透明な文化がまだ残っていたのである。改めて、郷土史について無頓着であったことを反省した一日であった。

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by kurarc | 2014-09-21 20:03 | water