朴葵姫(Kyuhee Park)のギターを聴く

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クラシックギタリスト、朴葵姫(パク・キュヒ、Kyuhee Park)さんのCD『SAUDADE』を聴いた。彼女のギターを聴くのは初めてのことになる。

まずは、ギターの音の美しさと同時に、丁寧な演奏に感心する。年齢はまだ30歳にも満たないが、成熟した演奏といってよいだろう。ブラジル人の作曲家を集めたこのCDで、最初の三曲にエグベルト・ジスモンチの曲を入れていることもあり、このCDを借りてみようという気にさせてくれた。

ジスモンチの曲が、今やこうした若手のギタリストにとってポピュラーなレパートリーになったことは喜ばしい限りである。しかし、欲を言えば、その他のレパートリーにもう少し冒険がほしかった。ヴィラ=ロボスやジョビンの曲ははずせないのはわかるが、できれば、アサド兄弟の『ブラジルの魂』というCDに挑戦するようなレパートリーがほしかった。

それにしても、彼女のギターは生演奏で一度聴いてみたい。地元のコンサートホールで以前コンサートがあったのだが、行くことができなかったのは悔やまれる。

使用しているギターはDanier FRIEDRICH(ダニエル・フリードリッシュ、2009)作。調べたところ、フランス人のクラフツマンであり、現在80歳を超える。現在もギターをつくり続けていると思われるが、音のバランスがよい優れたギターであると感じられた。

*彼女はDanier FRIEDRICHからギターを授与された初めての学生ギタリストであるという。Danier FRIEDRICHのギターは100人待ちの状態で、なかなか入手が困難なのだとか。
by kurarc | 2014-11-10 21:51 | music