図書館の新しいありかた 三鷹市立南部図書館を訪れて

b0074416_2256662.jpg

今日は初めて三鷹市立南部図書館を訪れた。アジア・アフリカ語学院が併設された特色ある市立図書館である。ここで、東チベットのケサル大王をテーマとしたドキュメンタリーを上映するということで、南部図書館へ出かけることになった。

住宅地のなかにひっそりと佇む図書館は、市民の助力(ボランティア)を借りながら、開館1周年を迎えたということで、上映会のようなイベントを行ったらしい。

図書館というと、今まで蔵書の数であるとか、大きさであるとかを気にしたが、南部図書館を訪れ、その考えは偏っていたことを実感した。もちろん、南部図書館は十分な大きさを備えているが、何か家庭の延長上に存在しているような暖かさが感じられる図書館なのである。蔵書もアクチュアルなものが多く、中庭では珈琲や紅茶のサービスが行われ、市民の愛情が注がれているし、何より、アジア、アフリカ関連の図書館が併設されており、蔵書(原書を含む)の希少価値も高い。三鷹市がこうした図書館をつくり得たことは自慢できるであろうし、三鷹市の良い面が発揮された公共施設と言えるのではないか。最大の課題は、市民がこの図書館の豊かな蔵書を使いこなすまでに相当時間がかかると思われることである。

下に、この図書館が建設された経緯をHPより引用しておく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三鷹市立図書館の 6 番目の施設である「南部図書館みんなみ」 は、公益財団法人アジア・アフリカ文化財団が新設した建物の 1 階と 2 階の一部を借り上げて三鷹市が内装工事を行い、同じ 建物内にあるアジア・アフリカ図書館、アジア・アフリカ語学 院との連携による事業を展開していく特色ある図書館です。
協働のパートナーである同財団は、1957 年に中国の詩人、作 家、劇作家であり、また歴史家でもある郭沫若が日本在住中に 収集した蔵書などの貴重資料の保存をきっかけとして財団法 人アジア文化図書館として発足し、以後半世紀以上にわたって 日本とアジア・アフリカ世界の相互理解、相互協力の促進のた めに、言語と文化に関する教育と、国際交流・国際協力の事業 を行ってきた団体です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by kurarc | 2014-11-23 22:56 | archi-works