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モーリス・アンドレ G線上のアリア

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最近トランペット奏者モーリス・アンドレの『G線上のアリア』の演奏を朝方と夕方、毎日聴いている。彼のCD『ベスト・オブ・モーリス・アンドレ』に収録されているものである。

この演奏はわたしの中で現在、理想とする演奏であるといってよいだろう。音の美しさ、伸びやかさ、表現力などすべてにおいて完璧な演奏である。

彼の演奏を聴いていていつもイメージするのは、「花が開く」イメージである。作曲された譜面が一つの種子であるとするならば、演奏家はその種子を花に育て上げることであろう。その中でもモーリス・アンドレの花は大輪の花といってよい。

南フランスに育ったモーリス・アンドレらしい、明晰な音であり、色彩感のある音であることも特出すべき点である。名の知れたトランペット奏者は数多くいるが、その中でも彼の演奏を聴いてしまうと聴くに耐えられなくなることが多い。そのように感じるのは、モーリス・アンドレやティモフェイ・ドクシツェルといった一握りの突出したトランペット奏者だけである。

今月25日はモーリス・アンドレの没後3周年になる。
by kurarc | 2015-02-20 21:09 | trumpet