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池澤夏樹さんのアウトプット

最近、池澤夏樹さんが出版する(アウトプットする)書籍の量がただものではない。先日、鎌倉にある方のお見舞いに行ったときに、彼の出版した『古事記』の話がでて、わたしも初めてそのような古典の訳を出版していることに気づかされた。

一昨日、石牟礼道子さんの映画のことをブログで書いたが、彼が選ぶ世界の十大小説の中に、彼女の『苦海浄土』が入っている。池澤さんのアンテナにはいつも注視していたが、もはや太刀打ちできそうもない。

池澤さんの仕事を最初に意識したのは、アンゲロプロス映画のシナリオの翻訳者としてであったと思う。芥川賞を受賞したとき、NHKの朝のインタビュー番組に出演されていたのも印象に残っている。なぜなら、眼力が普通とは思えなかったからである。

そして、池澤さんの書籍を2冊、図書館から借りてきた。『言葉の流星群』と『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』である。

『言葉の流星群』は、宮沢賢治の詩に関する池澤流の解説書のような本。『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』は、その表題の通り、聖書に関すること、聖書から広がる世界について書かれた本である。

特に、最近は聖書のような古典といえる書物に注意を傾けている。古典の中には多くの普遍的な世界が圧縮されているから、読了することにより、本当の意味での自分の糧、基礎になりえるからである。

池澤さんを通じて、様々な古典を味わうことが今年の目標の一つになりそうである。
by kurarc | 2015-03-13 21:15 | books