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アストル・ピアソラの映画音楽

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アストル・ピアソラが担当した映画音楽を集めたCD『ピアソラ・オリジナルサントラ集』を入手した。このCDには、4つの映画の中に挿入されたピアソラの曲が取り上げられている。この中で実際にみた映画は『エンリコ4世』のみ。その他は、『ローマに散る』、『サンチャゴに雨が降る』、『12モンキーズ』である。

映画『エンリコ4世』の中で使用された曲の中では、「オブリヴィオン」が最も有名でポピュラーだが、わたしは映画の導入部で使用された「リメンバランス」が特に気に入った。(このCDの中で最も優れた曲かもしれない)落ち着いたテンポの中で、ピアソラのバンドネオンが自由に飛び跳ねるようであり、映画の導入部にふさわしく、イマジネーションがかきたてられる。

このCDは、ライナーノーツを担当しているあがた森魚氏と小沼純一氏のピアソラへの熱い想いが込められた文章がよい。小沼氏によれば、ベルトリッチの映画『ラスト・タンゴ・イン・パリ』では、当初ピアソラの曲が使用される予定であったが、ピアソラが病に倒れ、実現されることはなかったが、この映画のために作曲されていた曲が映画『ローマに散る』の中に使用された「ジャンヌとポール」なのだという。もちろん、この曲はこのCDの中に含まれている。

ピアソラ自身は映画音楽にそれほど執着していたわけではないようだが、彼が音楽を担当した映画はどれも名作が多い。近いうちに一度、彼が音楽を担当した映画をすべてリスト化してみたい。
by kurarc | 2015-03-17 20:41 | music